デジモンアドベンチャー 絵コンテ・細田守

デジモンアドベンチャー 絵コンテ細田守 (ANIMESTYLE ARCHIVE)

デジモンアドベンチャー 絵コンテ細田守 (ANIMESTYLE ARCHIVE)

ウチの本屋には入荷しなくて、Amazonに注文しても良かったんだけど、どうしても週末にじっくり読みたかったので、数年ぶりにビクビクしながら入店したアニメショップで購入。

劇場版第一作での太一が笛を吹くクライマックス、そしてTVシリーズ#21でのコロモンvsオーガモン戦の辺りでは、読んでるだけでドキドキワクワク。劇場版第一作でのマンションのベランダから見ている子供たちにちゃんと空とかヤマトって書いてあるだけで感動したり。いてもたってもいられなくなって「ぼくらのウォーゲーム!」ではDVDを引っ張り出して、本と画面を行ったり来たりしながら楽しみました。

で、自分にとっての細田守って、結局「デジモン」なんだよなぁ。初監督作が一番面白い、その監督の全てが出てるって言うけれど、それは細田守にもピタリ当てはまる。勿論監督としてメジャーへステップアップした「時かけ」は素晴らしいんだけれども云々を、買う前から長々と書こうと思ってたんだけど、先に至好回路で書かれちゃったんで省略(↓に一部引用)。

それはそれとして、「時をかける少女」で細田守のネームバリューも上がっちゃったし、そろそろ自分の中ではちょっと興味の対象外になりつつあるかも。

時かけ」自体は細田守のひとつの到達点としても作品としても評価できるけど、自分の中で「デジモン」は細田守を発見したというひとつの事件だったから、「時かけ」は、どうしても「デジモン」を越えることができなかった。

ま、レンタル屋としてもファンとしても、「時かけ」をきっかけにして細田守の過去の作品を一人でも多くの人に見て欲しいと思っております。先週キッズステーションで放送した「少女革命ウテナ」#7(絵コンテ担当、橋本カツヨ名義)もメチャクチャ面白かったもん*1

そしてこの最高のタイミングで「ゲゲゲの鬼太郎」第四部のDVDをリリースしない東映&ポニーキャニオンはクソで確定。十一月って遅過ぎだろ!

*1:それにしても今更ですが「ウテナ」は面白いなぁ。