荒野の少年イサム#37@CARTOON NETWORK

 豪雨に打たれて熱を出し、倒れてしまったイサムを助けたのは旅の牧師ロドリゴ。二人して近くの街までやってくると、そこは黒豹党というならず者たちがのさばっていた。何時もの様にイサムが拳銃を取り出すが、ロドリゴが静止して懸命の説得(でも退散したのはイサムの力)。‘暴力では何も解決しない’という彼の言葉に、イサムも拳銃を預ける事に。街の住民総出で教会建設を始めるが、そこに乗り込んできた黒豹党のボスは何とロドリゴの息子ケーンだった。動揺するケーンを見限った子分たちは、運ばれてきた教会の鐘を強奪。丸腰のイサムが取り戻しに来ると、何とケーンが決闘を条件にあっさり返却。だが決闘の場にやって来たのはロドリゴ。そして何故かケーンは簡単に改心。だめだこりゃと子分どもは親子を襲うが、イサムが現われて全ての銃を撃ち落す。自分を襲った奴らにまで優しく接するロドリゴの姿に、荒くれどももあっさり改心。平和の鐘の音が鳴り響いて万々歳。
何とも偽善的な話だったなぁ。絵も極端に劇画的で違和感。ロドリゴ親子の過剰なワナワナ演技が笑えたけど。
脚本/井上知士、コンテ/今沢哲男、作画監督/香西隆男、原画/香西隆男、前田実。