実録・大日本菊水会 双龍伝

実録 大日本菊水会 双龍伝 [DVD]

昭和38年、大阪。北村守(曽根悠多)はテルという娘(坂上香織)と婚約するが、何と彼女はあの笹川良一の弟、笹川了平(小野寺昭)の娘だった! 社会人野球で活躍していた守だったが、部の廃部を機に義父の下で働く様になり、右翼団体・大日本菊水会の存在を知る。その頃、奈良の料亭で板長を務めていた中村一議(大沢樹生)もまた、弟子と共に菊水会を訪ね、その信条に心を打たれて加入していた。やがて義父の下を離れ、ゴルフ場建設の野望に燃えていた守だったが、様々な障害が待ち受けていた。一方の一議も、ロッキード事件に絡む児玉誉士夫邸セスナ機墜落事件の共謀者として疑わる程、その世界では存在感を増していた。そんな二人の龍が遂に出会って…!?

実は今回の話では二人とも“龍”と呼ばれる程の活躍はしてなくて、まだ雌伏の時って感じ。大体、タイトルがタイトルなんで右翼バリバリな話かと思ったら、北村守氏のサクセスストーリー的な側面の方が強い作品でした。ま、この辺は続きで変わるかも知れませんが。

それとネタがネタなんで助演陣が豪華。前田耕陽に小沢和義、緋田康人、山田辰夫、シーザー武志、山下真司、火野正平、そして白竜! あ、監督は渡辺武です。