ハニー vs. ダーリン 2年目の駆け引き

原題は'The Break-Up'。ヴィンス・ヴォーンジェニファー・アニストンの共演で贈るロマンティックコメディ。監督は「チアーズ!」「恋は邪魔者」のペイトン・リード。

舞台はシカゴ。リグレー・フィールドで偶然出逢い、たちまち恋に落ちて同棲を始めたゲイリーとブルック。だが初めて両家揃っての夕食の席で、些細な事から日頃の不平不満が爆破してしまう。それ以来二人は、相手の気を惹く為か喧嘩したいのか、お互いに挑発を始めて…。

出逢いも別れも、再び相手が気になりだすのも、全てが他愛も無い二人。だから見ていても、別にどっちでも良いじゃん!みたいな気分に。挑発行為も全然大した事無し。お陰で爆笑!ってシーンも無かったなぁ。

結構キャストが充実してるのにも関わらず、脇のキャラクターの扱いがぞんざいなのも気に入らない。だって、ジョーイ・ローレン・アダムスにアン・マーグレットコール・ハウザーヴィンセント・ドノフリオだよ!? マシな扱いだったのはアニストンが勤めるギャラリーの女オーナー役のジュディ・デイビスくらい。

ちょっと良かったのは、ラストの締め方に抑制が効いてた所かな。と言うかこの映画、全体に抑制が効き過ぎてイマイチな出来になったんじゃないかと思うんですが…。