ソーラー・ストライク

ソーラー・ストライク [DVD]
1/5レンタルリリース プライムウェーブ

原題も'Solar Strike'。アルバトロス系列のパニック系リリースメーカー、プライムウェーブのリリース100タイトル目を飾るSFパニックアクションです。

航空会社社長ルーカス(マーク・ダカスコス)がオゾン層調査の為に私財を投げ打って飛ばしたMAVが大気圏外で機能停止。謎の爆発事故を起こしてしまう。これは異常発達し、地球まで到達した太陽のコロナの影響だった! それを察知したのはかつてルーカスも勤めていた近地球宇宙研究所のジョアンナ(パターン通りにルーカスの元妻)。その炎はまず地球上空にある人工衛星を次々に破壊! 更に北極上空のオゾンホールから大気圏に侵入! 濃度が急上昇していた大気中のメタンガスに引火した時、地球は火の海に!? ルーカスとジョアンナは米大統領(ルイス・ゴセットJr.)に情報を伝え、これを阻止するには北極に核兵器を打ち込み、大量の蒸気で消火するしかない(ホントか?)。だが、余りの危機的状況に大統領の決断は鈍る。業を煮やしたルーカスが取った手段とは…?!

アルマゲドン」以降のトンデモ展開(衛星が必ず大都市に落下するとか)を見せるSFパニックなんですが、そこにトム・クランシーみたいなポリティカルサスペンスの要素を加えたのがミソ。何しろ衛星のほとんどが撃墜されちゃうんで北極海にウジャウジャいる筈の潜水艦に連絡が取れない! 地上からICBMを発射してもコロナの影響で標的に当たる保証が無く、近くの潜水艦から打ち込むしかない。じゃあどうする?って展開です。

何しろ軍人でも政府関係者でもないダカスコスが現場に出張って…って展開からして無茶苦茶だし、設定も穴だらけですが、その余りの強引さに楽しめちゃいました(w。

そのダカスコスですが、そういう役なのでお得意の格闘技を披露する場面は少なめ。嫌な元上司(これも定番!)がいる研究所に強引に入るシーンと、もう一つはクライマックスのある場面くらい。

ソーラー・ストライク [DVD]

ソーラー・ストライク [DVD]