グリム・アベンジャーズ

グリム・アベンジャーズ [DVD]
7/3リリース ニューセレクト

原題は'Avengers Grimm'。アサイラム社が、童話原作ファンタジーオールスターミュージカル「イントゥ・ザ・ウッズ」に便乗するだけでは飽きたらず、マーベルヒーローオールスター映画「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」にまで便乗して作ったアドベンチャー映画です。正義側の“プリンセス”を演じる女優さんたちは皆無名ですが、ルンペルシュティルツヒェン役を「スリーピング・ビューティー 眠れる森の美女と呪われた城」に出ていたキャスパー・ヴァン・ディーンが、赤ずきんの仇敵・狼をUFC戦士のキモ・レオポルドが演じていて、更に“アベンジャーズ”便乗らしく、元祖・超人ハルクのルー・フェリグノが“鉄のハンス”役で登場。監督・脚本のジェレミー・M・インマンは「ヘンゼルVSグレーテル 最強魔女ハンター最後の戦い」等にデジタル関係で参加していた人みたい。

白雪姫が治める王国で、魔導師ルンペルシュティルツヒェンが謀反を起こす。そして、城に攻め入ったルンペルシュティルツヒェンは、白雪姫共々、魔法の鏡を通って異世界へと転送されてしまう。白雪姫の仲間の姫君たちや、ルンペルシュティルツヒェンの部下の狼を後を追うが、着いた先は現代のロサンゼルスだった…。

という感じで、「イントゥ・ザ・ウッズ」というより、TVシリーズの「ワンス・アポン・ア・タイム」を下敷きにしたようなお話でした。この後は、ロス市長に収まっていたルンペルシュティルツヒェンを倒そうと白雪姫たちが立ち上がる中、赤ずきんだけは狼を追って…という展開です。

下敷きがあるにせよ、序盤は割りとイイ感じ。ただ中盤以降は、結局正義側もワル側も何がしたいの?と言いたくなるグダグダ具合。コレは、主人公のはずの白雪姫、シンデレラ、“眠れる森の美女”、ラプンツェルの四人の描き分けが全然出来てなくて、名前を言ってくれないと誰が誰やら状態なのが一番の原因かと。

唯一特徴があるのがプリンセスじゃない赤ずきんちゃん。彼女と狼のマッチアップは悪くなかったから、コレだけに絞って作っても良かったのに。

こんな感じで、まあアサイラム作品だしな…という凡作でした。

グリム・アベンジャーズ [DVD]

グリム・アベンジャーズ [DVD]

“アベンジャーズ”といえば、「NINJA」の続編「ニンジャ・アベンジャーズ」も六月にリリースされるのでヨロシク。アイザック・フロレンティーンの最高傑作でしょう。