惨劇館ブラインド - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
発売日: 2011/09/02
メディア: DVD
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古賀新一、伊藤潤二、御茶漬海苔という、日本を代表するホラー漫画家三人が自ら監督・脚本を務めて贈るホラー連作。で、まずこの御茶漬海苔原作・監督・脚本作を選んだのは、主演が逢沢りなちゃんだから! 共演は高田宏太郎、とっきー。予告編はメーカー公式で。

とある団地。足が不自由な為、父の形見の双眼鏡で近所を覗き見るのを楽しみにしていた美少女・桜は、ある夜ブラインドの隙間から殺人現場を目撃してしまう。しかも被害者の女性は姉の親友、そして犯人は姉の夫で桜も慕っていた浩司だった!

こんな感じで、すぐに「裏窓」タイプのスリラーね、と思ってたら、いきなり最初の殺人シーンからカメラはヒロインの視点を外れてしまう! 更にヒロインには妄想癖がある事も提示され、その時点でスリラーやサスペンスじゃなくホラーなんだとあらためて気づかされます*1。

で、ホラーとしてですが、全体にドヨ〜ンと薄暗く、雰囲気作りはさすが。ただショックシーンが、VFXスーパーバイザーに小田一生、特殊メイクに西村造型組という本格派を起用してる割りにはかなり物足りない。だって犯行は顔面メッタ刺しというものなのに、刃物が顔面をブッ刺すトコは一切見せないんだもの。前述の通り、サスペンスものとしてはちょっとオカしなところがあるし、正直怖さの点では微妙に感じました。

物足りないといえば、設定上仕方が無いんですが、りなちゃんはほとんど動かないし、姉の親友の一人として登場するとっきーもご自慢のボディを披露するチャンスがゼロであーあ…って感じだったんですが、終盤あの可愛いりなちゃんの、何とレイプシーンが!? ここが一番の見せ場かな(w。

そんな感じで、深夜テレビでやってたら…レベルの作品でした。一時間ちょうどの尺が救いでしょうか。