ブラスト・スタジアム


6/5レンタルリリース インターフィルム

※予告編
 原題は'Interception'。「デジャヴ」や「ハンナ・モンタナ ザ・ムービー」にチョイ役で出てる(らしい)ジョン・ウィル・クレイ(誰?)が、実の兄弟と共同で監督・製作・脚本を手掛け、自ら主演したアクションサスペンスです。兄弟の方は音楽や音響までヤッてます。共演者はもっと聞いた事の無いヒトたち。というか、キャスト表を見たらやたら同じ名字ばかり! これはイヤな予感…。
出社早々、仕事のミスでクビになってしまった平凡なサラリーマン、レイ。傷心のまま帰路に着くと、橋の真ん中に立ち往生している無人の車が。辺りには血痕が広がり、橋の下には重傷の男が倒れていた。病院に担ぎ込んだものの死亡した男からあるディスクを託されたレイ。だがそれは巨大な陰謀への呼び水だった…。
予想はしていましたが、出てくる役者(なのか?)が全員超のつく大根! そもそも主役のアンちゃんからしてうるさいだけで全くハナが無い男。ホントに映画に出てるのか疑わしくなってくるくらい。そして中盤から主人公を助けるFBI捜査官役のネエちゃんも、仲間内で一番見た目の良いコを選んだのがすぐに判る程度で…。役者がこんな風だから、どんな話が始まっても全く説得力無し!
ただ、全体を見ると別に大きなミスを犯して破綻してる様な作品じゃなかったです。でも全ての要素が微妙というか、赤点ギリギリというか。これで“うわぁヒデぇ!!”と突っ込めるくらいのミスがあればサイテー映画として楽しめたかも知れませんが、そういうのでも無いんですよねぇ。
当然製作規模はかなりの低予算。邦題やジャケにある様なスタジアム大爆破ってのも、主人公たちが計画を未然に防いで…という展開です。
要するに才能の無いヒトたちが作った凡作。せめて話のスケールだけでも自分らの力量を踏まえて設定すれば良かったのに。

ブラスト・スタジアム [DVD]

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