ダークソード処刑人 - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

6/6レンタルリリースインターフィルム

原題は'The Headsman'。16世紀のオーストリア・チロル地方を舞台にしたヨーロッパ製の歴史アクションです。主演は「キングダム・オブ・ヘブン」のニコライ・コスター=ワルドー。共演に「アルフィー」「ダメージ」のアナスタシア・グリフィス、「ザ・コマンダー」のジュリー・コックスと、地味にヨーロッパの国際派キャストが出演してます。

幼い頃、兄弟の様に育った孤児、マルティンとゲオルグ。十数年後、再会した時、マルティンは陸軍大尉、ゲオルグは修道院長へと出世していた。そんな時、街で偶然出逢った首切り処刑人の娘アナを見初めたマルティンは、彼女と一夜を共にする。やがてアナが彼の子を身ごもり、父親とも死別した事から、マルティンは彼女と結婚して処刑人の職を引き継ぐ決意を固める。下賎の身分である処刑人になる事を危惧するゲオルグの心配を余所に、その見事な仕事ぶりからマルティンは市民から尊敬を集め始めていった。だが、異端審問者のスペイン人が街にやって来たのを機に事態は一変して…。

主人公の職が職ですから、首チョンパや拷問シーン等のバイオレンス描写は多めですが、アクション度は意外と薄め。最終的には悲劇的結末へと進んでいく、ちょっと辛気臭いお話でした。

それでも、ヨーロッパ製ならではの重厚な美術セットや役者の顔つき(特にオッサンたちの顔が良いなぁ)のお陰で雰囲気は抜群。十分最後まで見られる出来に。ヒロインのアナスタシア・グリフィスはヌードも披露してくれるし。