黒猫館に消えた男@チャンネルNECO

去年の11月に録画して寝かせてた新東宝映画。主演は宇津井健丹波哲郎

激しい雷雨が降り注ぐ奇怪な館。町の人間から黒猫館、化け物屋敷と呼ばれるこの家で、宇津井健扮する若き科学者が、父が残したノートを下に謎の研究をしていた所、彼の命を狙う脅迫状が!

この辺は、主人公が有馬家の人間で、更に黒猫も登場と、怪猫映画の現代版だろうと予想してた通りの展開。

ところが、父の研究が透明薬の開発だと判り、その成果の透明マントが登場してから雰囲気が一転! 実は軽めの犯罪コメディなのでした。ま、悪玉役が益田喜頓なんで当然か。透明薬の効果が消えてるのに、自信満々にマントを着てほくそ笑む宇津井健の図は、マヌケ過ぎて思わず笑っちゃったけど。

大体、主人公の恋人役の宮城まり子のレビューショーのシーンが長過ぎ! 追っかけっこの流れで、新聞記者役の丹波や喜頓がダンサーに紛れて踊り出すのは面白かったかな。

ちなみにダンサーの一人で万里昌代(万里昌子名義)が出演してました。セリフは一つだけ! 喜頓の愛人役で前田通子も登場。