ダーク・エボリューション - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

12/22レンタルリリースファインフィルムズ

原題は'The Witches Hammer'。英国製のヴァンパイアハンターアクションです。

突然吸血鬼に襲われ、急死したレベッカ。だが秘密機関‘プロジェクト571’によって蘇生され、ヴァンパイアハンターとして甦った! ある日吸血鬼グループを辛くも撃退したレベッカを謎の男が襲う。目覚めた彼女の前にいたのは隻眼の熟女。彼女は何と‘プロジェクト572’の責任者にして魔女のマデリンだった! 彼女から伝説の魔女が書き記したという魔術書を吸血鬼から奪い返すように依頼されるレベッカ。かくして頼りない魔法使いの弟子とコンビを組んでの危険なミッションが開始されたのだが…?!

主演のクラウディア・コールターはモデル出身というだけあって、キャサリン・ゼタ・ジョーンズを少々ゴツくした様な美貌でスタイルも抜群。お陰で立ち姿も決まってます。しかしですね。いざアクションになると、これが目も当てられないフニャフニャ振り…。キックの時とか足はちゃんと上がってるんで、これは演出や編集の下手さが原因だろうなぁ。テンポが悪過ぎて、この手の映画で一番の見どころである筈のアクションシーンになると眠くなってしまうのはどうかと思います。

勿体無い点は他にもあって、魔女なんだけど制服でビシッと決めたマデリン(演じるのは「妖精たちの森」「ドラキュラ'72」のステファニー・ビーチャム!)なんか、インテグラルが年取ったらこうなるのかなと思わせるくらいにカッコ良いし、吸血鬼側の刺客で登場するのが小人と超デブなオバサンというアイディアも劇画っぽくて好き。大体イギリスで撮ってるから、ちょっとした地下倉庫で撮影しただけで雰囲気が出ちゃうんですよね。

返す返すもアクションシーンの出来の悪さが致命的な映画でした。