アルマゲドン20XX
- 出版社/メーカー: タキ・コーポレーション
- 発売日: 2009/03/06
- メディア: DVD
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核攻撃にさらされてから二十年後のアメリカ。放射能、謎の疫病、そして暴力が蔓延る地上を恐れ、生き残った人々は地下で隠れる日々を過ごしていた。そんな生活に別れを告げる為、幾人かの男女が旅を始めて…。
ジャケでは豪快にキノコ雲が上がってますが、実際は真面目な人たちが作ったんだと思われる非常に地味でドラマ色の強い内容でした。おそらくは西部開拓映画みたいな雰囲気を醸し出そうとしていて、美術やロケハン等も低予算の割りには頑張ってると思います。
でも、それで面白いかと言われると…。出だしからだと「世界が燃えつきる日」みたいなSFロードムービーにでもなるのかと期待したら、あっさり洞窟に住む生活共同体のお世話になったりしてアララ…。コイツらが生き残りたいんだか穏やかに死にたいんだかどっちつかずで、互いの傷を舐めあう気持ち悪い存在(に見えました)。そこから漂うのは癒し、愛みたいな胡散臭いヤツ。うーん、完全に趣味じゃないなぁ。
一応、最終戦争後らしく暴力で欲望を満たすマッドマックス軍団が攻めては来ますが、コイツらがまた迫力無くて…。せめてコイツらが派手に暴れてくれたら、良いコントラストになったのに。
ヒロインのアズーラ・スカイは一人だけ明らかに違うランクのルックス。でも妊婦(この時点でオチがバレバレ)役なので、エロいシーンはおろかほとんど動いてさえくれないんで…。
そんな感じで、自分の趣味と真逆でかなり退屈な作品でした。