制服サバイガール1


1/30レンタルリリース アートポート

今週末からキネカ大森で劇場公開される和製ゾンビホラーのパート1が早くも登場!

とは言え、はっきり言って全部が安い! あのジョリー・ロジャー作品以下のレベル。ストーリーの方も、ミニスカ女子高生vsゾンビの対決モノ、でもロケ地はワープステーション江戸というムチャなネタふりをされて無理矢理ひねり出した感じで、ほとんどあって無い様なモノ。

それでも、そんな悪条件の中で何とかマシな映画にしようというスタッフたちの努力の跡が随所に見られるだけに悪い気はしませんでした。例えば、ジャケにあるようにヒロイン(飛鳥凛)がチェーンソーを手にするんですが、その時ちゃんとその重さに苦しむ演出を入れるといった具合。

ゾンビは遺伝子操作された植物から生まれた超物質が人間に感染して…という今時のバイオゾンビ系。その設定がゾンビの撃退法に繋がってるのも良かったなぁ。更に後半には、とある密室空間に閉じ込められた女の子たちのうち誰が感染者なのか? という「遊星からの物体X」的展開まで!

とまぁ、ちょっと褒めてみましたが、ぶっちゃけ監督の才能の限界か、「最強兵器女子高生RIKA」みたいな一瞬の奇跡! みたいな名場面を生み出すまでには到ってません。先述の「物体X」パターンだって、それをやるんならもっと上手い見せ方をしなきゃあって感じだし。

でもゾンビ映画ファンは心が広いですからね! 女の子たちもそこそこカワイイし。

あっ、藤堂新二(香山浩介)の後頭部は寂しかったです。それと紗綾と小林万桜の劣化ぶりにも…。