ゲッタウェイ2009

ゲッタウェイ2009 [DVD]
12/5レンタルリリース ゼイリブ

※予告編
 原題は'Distortion'。マックイーンの名作のリメイク、なワケはなくて、逃避行モノですらないクライムサスペンスです。
かつて麻薬捜査官だったものの、自ら麻薬に溺れた事で失職したポーター。最低の生活に堕ち、金に困った恋人のレイチェルは二人の生活の為にアダルトサイトに出演する事を決意する。それに付き添ったポーターだったが、自分の不甲斐なさを責める気持ちも手伝って、控え室で絶った筈の麻薬に手を出してしまう。そして気づいた時には誰かに殴られ、レイチェルの姿も消えていた。警察は取り合ってもくれず、単身恋人の捜索を始めたポーターだったが…。
メーカーがメーカーだし、「ヴェロニカ・マーズ」の第一話にチョイ役で出たのが唯一のメジャーな仕事という男が監督・主演した作品だから、どれだけヒドい代物かと思ったら、まぁそこまでのモノじゃなかったです。
とは言え、やはり駄作には違いなくて…。何より主人公はろくでなし過ぎるし、恋人もアホ過ぎる。せめてどっちかだけはマトモな人間にしとけよって感じ。そしてこんなヤツが主人公なもんで、情報源も基地外スレスレだったりヤク中だったり(まぁこれは面白かったのかな)。
それにシャブが抜け切ってないうちに恋人探しを始めたもんだから、何度も何度も過去の記憶がフラッシュバック。それはいいんですが、現在の物語と回想との間にメリハリが無いから見てる方まで混乱してくる始末。と言うかこの主人公、最後ナニがどうなってああなったのか理解してるのかな(もちろん見てる方はさっぱり判りません!!)。

ゲッタウェイ [Blu-ray]

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