ゲーム・プラン

ゲーム・プラン [DVD]

※予告編
　原題も'The Game Plan'。日本ではその主演作がちっとも劇場公開されなくなってしまったドウェイン・‘ザ・ロック’・ジョンソン主演の全米№1コメディです。ファミリー向けの映画にしては女優陣が充実していて、キーラ・セジウィック、ロゼリン・サンチェス、更に「トランスポーター2」のケイト・ノタが花を添えてます。
フットボール界のスーパースター、ジョー・キングマン。華やかな活躍とは反対に私生活は孤独だった彼の下に、別れた妻が彼に黙って産んでいた8歳の娘ペイトンが突然現れる。何とアフリカに出張する一ヶ月間、彼女を預かってくれというのだ。折りしもチームはプレイオフに進出。それでも何とか慣れない父親業をこなそうとするジョーだったが…。
お話はこのパターンの映画なら誰でも想像出来る通りの展開に。そして、ヴィン・ディーゼルの「キャプテン・ウルフ」もそうでしたが、いかにもディズニー映画らしい毒にも薬にもならない平凡な出来。
大体、主人公も少々独善的なだけだし、女の子もそんなに悪ガキじゃない。要するに良くも悪くも普通の人格なので、起こすトラブルも全てカワイイもの。そしてキーラ・セジウィック演じる敏腕エージェントすらあっさり受け入れちゃう様に、父娘の間を引き裂く様な障害がまるで登場しないもんだから、ドラマが盛り上がるワケがないんだよなぁ。
それにストーリー面での比重が完全にアメフト<<<娘のバレエという配分*1になってる様に、“大人も子供も”なファミリーコメディというよりも、完全にキッズ向け、それも女の子仕様になってるのが個人的にはちょっと…って感じ。
大人の男性が見て嬉しいのは、バレエの先生役で登場のロゼリン・サンチェスの乳首ポチと、父娘が一番ハッピーなシーンで流れるELOの『ミスター・ブルー・スカイ』くらいなモンでした。

ゲーム・プラン [Blu-ray]

*1:終盤、バレエを踊るロック様が!!