サウスランド・テイルズ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2008/08/07
- メディア: DVD
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原題も'Southland Tales'。「ドニー・ダーコ」のリチャード・ケリー、待望の新作。今日DVDが入荷したので早速見てみました。
テキサスに核爆弾が落とされた事で第三次世界大戦が勃発した、もう一つの2008年7月のアメリカ。行方不明になっていた、映画スターで大統領候補の娘婿であるボクサー・サンタロスが、記憶を失ったままカリフォルニア・サウスランドのビーチに現れ、ポルノスターのクリスタ・ナウに匿われる。国民を監視する組織や代替エネルギーの巨大海洋プラントが集まる街、サウスランド。サンタロスとクリスタは、ネオ・マルキシストというテロ集団をバックに活動を始めるが…。
あらすじだけを見るとそれなりに理解出来そうな感じですが、とにかく情報量が多過ぎて、始まって10分もしないうちに頭がこんがらがってくる。
映像の一つ一つはしっかりしていて刺激的でもあるんだけど、テンションが高め安定な為に、通して見るといびつな印象に。
そして登場人物の行動やセリフが、監督がそういう人なんでしょうがないんだけど、とにかく全員電波ユンユン。しかもメインキャストがザ・ロック、サラ・ミシェル・ゲラー、ショーン・ウィリアム・スコット、ジャスティン・ティンバーレイクと、IQレベル的にどうなの? という面子なので、セリフを言わされてる感ありあり。自信を持って演じてるのか微妙過ぎて、見てるこっちの頭はいよいよ混沌状態に。
そんな感じが二時間以上続くから、終盤になる頃にはもうバテバテ状態。それに追い討ちをかける様にエンドロールで流れるブラーの"Tender"!!
という訳で、前作以上に混沌状態が楽しめる(?)ヘンな作品でした(自分でも何を書いてるんだか判らないなってきた)。個人的には、SF的、終末論的なイメージやアイディアに斬新なところが見当たらないのが残念でした。そういうのが一つでもあれば好きになれたと思います。前作にはそれがあったんですけどね。
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2004/03/03
- メディア: DVD
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