テラビシアにかける橋
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2008/06/27
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主人公がド田舎の暮らしに嫌気が差して空想の世界に逃げ込んでる少年って、まるでオレの事じゃないか! みたいな(自分はいじめられてなかったけど)。そんな彼の前に天使*1が現れて、妄想力を爆発されるという話なのだから堪らない。
基本的に可愛らしく描かれているんだけど、これって一つボタンを掛け違えれば「乙女の祈り」や「小さな悪の華」みたいな残虐な展開になってもおかしくない訳で、そういう意味でも面白かったです。
しかし、ファンタジーというよりもドラマ色の濃い作りだからこそ、あのオチはちょっと…という感じ。ヒロインの死をきっかけに幼年期が終わりを告げ…というありがちな流れかと思いきや、妹を代わりにして更に強固になった空想の世界に逃げ込むというのは…。自分の少年時代に似てるから余計に主人公の行く末が心配になってしまいました。
まぁ、可愛過ぎるアナソフィア・ロブちゃんに加えて、音楽教師役のズーイー・デシャネルも素敵だったから良いか。それに監督が「ラグラッツ」のクリエイターというのも興味深いですね。
テラビシアにかける橋<プレミアム・エディション(2枚組)> [DVD]
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*1:あの可愛さはどう考えても天使でしょう。急に消えちゃうし。