チャンス・ボール

原題は'The Sandlot Heading Home'。「スタンド・バイ・ミー」的懐古系ファミリームービーだった「サンドロット 僕らがいた夏」のシリーズ第三弾です。って、あれ第二弾は? と思ったら、「わるわる探犬隊」という邦題を付けられてちゃんとリリースされてました。監督は怪作ホラー「罰ゲーム」のウィリアム・ディア。

オールスター選手で殿堂入りも確実な成績を残しながら、その傲慢なプレーでチームメイトやファンから嫌われているメジャーリーガーのトミー*1。そんな彼が打撃練習中、頭にボールが直撃して失神! ようやく目覚めると、何と1976年*2の少年時代に戻ってしまっていた!

要するに人生やり直しファンタジーものでした。この後はダメチームの仲間たちと友情を育んだり肝だめしをしたり。最後はホームグラウンドの空き地を守る為に、金持ちチームと決戦! というお約束な流れ。

もう少しテンポが良ければ…とも思いましたが、ベテラン監督らしいソツの無い作りで安心して見られる出来にはなってます。

まぁ、冒頭で早くに死別したと語られていたママ(「インビジブル2」のサラ・ディーキンス)とのエピソードがもう少しちゃんと描けてればもっと良かったかな。

※シリーズ第一作「サンドロット」はDVD化されません

*1:大人時代を演じてるのはルーク・ペリー

*2:ヤング・フランケンシュタイン」が公開中!