UNDERWORLD ラスト・セクト

5/2リリース ネクシード

原題は'The Last Sect'。デビッド・キャラダインがヴァン・ヘルシングの末裔に扮したカナダ製吸血鬼スリラーです。共演は「SLIME スライム」のナタリー・ブラウン。「死ぬまでにしたい10のこと」「ソウ4」のジュリアン・リッチングスがバンパイアハンター役で出演してます。

ヴァン・ヘルシング教授の下に、教え子がある情報を持って訪れる。それは“ヴァンパイア・ウェブ”というサイトにアップされた、ベッドに縛り付けられた男から美女たちが生き血をすするという映像だった。果たしてこれは趣味の悪い作り物なのか、それとも…? 人気恋人紹介サイト“アルテミス”と同じ人物が運営している事が判明するが、その頃美人記者シドニーが運営者の取材を始めていて…。

この後は、サイトの運営者が本物の女吸血鬼で、シドニーを自分のパートナーにするべく誘惑して…という流れ。

いきなりフルートを吹くサービスショットを見せてくれるキャラダイン、その奇怪な風貌だけで雰囲気抜群のリッチングス。お姉さんたちも年齢層高めながら美人揃いだし、彼らが配置されてるだけで一瞬本格派に見えて中々。

ところが、演出が中途半端に現代風にしようとして、この良い雰囲気を台無しに。まぁそんな演出が無いと、お話に広がりや捻りが全く無い分、退屈なだけの作品になったかも知れませんが。

一応グールみたいなのとのバトルはあるものの、アクション面での見せ場もほぼ無し。ホントに役者が勿体無いなぁと思える凡作でした。

これなら、似た様な設定でエロいシーンもある「ヴァンパイア・クイーン」の方がマシでしょう。

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