プセの冒険真紅の魔法靴 - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

5/2レンタルリリースクロックワークス

原題は'Le Petit poucet'。シャルル・ペローの『親指小僧(おやゆびトム)』を、「エディット・ピアフ愛の讃歌」のオリヴィエ・ダアンが映画化したファンタジー。って、実は2001年に製作された作品で、プレノンアッシュが買って放ってた映画みたい。主役は勿論子役ですが、共演がフランス映画界のオールスターキャスト! カトリーヌ・ドヌーブ女王を筆頭に、ロマーヌ・ボーランジェ、サミー・ナセリ、ロマン・デュリス、エロディ・ブシェーズ等といった面々。音楽は何と久石譲! 主題歌はヴァネッサ・パラディだッ!!

昔々、貧しい農家の五人兄弟の末っ子として生まれたプセ。ある晩、父親から森へ薪を拾ってくるよう言いつけられたプセは、不思議な美少女ローズと出会い、天使の羽根のお守りを貰う。そんな中、戦争の煽りを受けて食うに困った両親は、このまま子供たちが餓死するのを見るのは忍びないと五人を森に置き去りにしてしまう。その計画を偶然知っていたプセの機転で、この時は家に帰って来た子供たちだったが…。

ストーリーは原作に忠実、だと思います。だって覚えてないよ! 原作を読んだの、数十年も前なんだもん! それにペローの童話って、同じ話が一杯あるグリム童話とごっちゃになってるんだよなぁ。

で、この監督にこのキャストですから、流石に作りはしっかりしてます。フランス映画らしく(?)、適度に残酷な演出もあるし。しかしながら、逆に突出してここが凄いって所も無い。映像面でも2001年の映画だというのを差し引いても大した事は無かった。手堅い作りではあるんで、見て損をするという事も無いんですけどね。

それと譲先生の音楽は相変わらずのワンパターンでした。聞き馴染んだ感があって、好きな人には良いんだろうけど。
d.hatena.ne.jp
※ペロー×ドヌーブの「ロバと王女」の感想はこちら