青い芽@チャンネルNECO

鈴木英夫が1956年に東宝で撮った中編。主演は雪村いづみ。それ以外は、原作/石坂洋次郎、脚色/松山善三、音楽/服部良一と「チエミの婦人靴」と同じ顔ぶれ。

男勝りの女子高生・のり子。今日も因縁をつけてきた不良学生の頬を引っ叩いたり、突然ボーイフレンドと結婚すると言い出したりで母親をやきもきさせて…。

こっちは助演陣の豪華さもあって、最後まで気持ち良く見られました。ヒロインの両親を演じるのは藤原釜足清川虹子。学校で結婚式を挙げる先輩カップル役で宝田明司葉子。同級生役で佐原健二(石原忠名義)。

また進歩的な娘の影響から、典型的良妻賢母だった母親が自我に目覚めるという展開も面白かったです。

おそらく雪村いづみのアイドル映画的作品だろうと思うんだけど、正直美人でもないし可愛くもない。スタイルの良さは流石だけど。寧ろ自分がリアルタイムで知っている四十代、五十代の頃の方が魅力的だったんではないでしょうか。

あ、でも映画版「人間革命」は見たいなぁ。