チエミの婦人靴(ハイヒール)@チャンネルNECO

鈴木英夫が1956年に東宝で撮った中編。主演は江利チエミ。原作/石坂洋次郎、脚色/松山善三、音楽/服部良一

しがない靴屋の見習いなのに、文通欄に“ハイヒール作りが得意、好きなタイプは江利チエミ”と書いて応募した又吉。そうして知り合った美代子は江利チエミに瓜二つの快活な娘。師匠の協力も得て、初めて作ったハイヒールを美代子にプレゼントしたのだが、以来ぷっつりと便りが途絶えて…。

てっきり実は美代子の正体は江利チエミ本人でしたってオチかと思いきや、ただの女工さん。美代子の方も見栄を張っていて、最後はもう嘘をつかずに青春を謳歌しよう! という平凡な流れ。

それにしても江利チエミって、当時はデブキャラだったのでしょうか。仮にも主役なのに自分で“おデブさん”なんて卑下しちゃってたけど。