若くて、悪くて、凄いこいつら@チャンネルNECO

新幹線工事を巡る汚職事件を始め、戦後の日本経済の裏で行なわれた様々な悪事を日記に残していた事から孫娘をさらわれ、自身の命も狙われている財界の大物と偶然知り合った美人女子大生(和泉雅子)が、彼女のバージンを狙う大学生二人(高橋英樹、和田浩治)と共にボディガードを買って出るという、柴田錬三郎原作の青春活劇。

やっぱ中平康の映画は、こんなちょっとしたヤツでもテンポがあって面白いや。何気に構図やライティングも凝ってるし。

面白いと言えば、谷川俊太郎作詞で数え歌になってる高橋英樹熱唱のテーマ曲も愉快でした。

出演陣では、主人公チームに加わる徳川家の末裔のボンボン役で山内賢、彼にバージンを狙われる男勝りのバイカー女子大生役で清水まゆみ。山内賢の老伯母役で北林谷栄。着流しで外車を乗り回す謎の男役で葉山良二。孫娘をさらったやくざな土建屋役は安部徹と草薙幸二郎!

それにしてもこの頃の和泉雅子は本当に美少女! 清水まゆみのブラジャー&ズロース姿は拝めるし、孫娘役の進千賀子も綺麗。和泉雅子の母親役の宮城千賀子もグラマラスだし、女優陣を見てるだけでも十分楽しめる佳作でした。