人造昆虫カブトボーグVxV#16

 うわぁーん、『Beetle Power』届かないよぉ。思いっ切りkonozama喰らっちまったぜ(w。ま、最初から予想してたけどね。悔しいからジャケ写を貼っちゃいます。

Beetle Power!
全国大会が迫り、まだ見ぬ強敵からのプレッシャーに押し潰されそうなリュウセイ。‘ビョーキです!’ ロイドさんの発案で、ボーグバトルに関係の無い所で療養する事に。車を飛ばして着いたのは海辺の静かな田舎町。ロイドさんの知り合いの民宿に泊まる事になったのだが、何と民宿のジイさんバアさんが熱烈大歓迎! “全国大会出場おめでとう”の垂れ幕まで飛び出す始末。烈火の如く怒ったロイドさん、リュウセイはピリピリ。気を取り直して海の見える部屋に案内されるが、何と隣にはボーグバトルのフィールド*1が! ジイさんバアさんもボーガーだったのだ! 勝治、ケンと共に海岸へ逃げ出したリュウセイ。季節外れの海の家でラーメンでも…と思ったら、出てきたのはゾンビみたいにフラフラのジイさん。しかし意外にも結構美味かったラーメンをリュウセイが平らげると、何とドンブリの底にはボーグが! 今度はゾンビ爺が対戦を申し込んできた! 脱兎の如く逃げ出して(く、食い逃げ!?)、港へと辿り着くと、目の前には自転車に乗った婦警さんが。思わず助けを求めるリュウセイたちだったが、よく見ればバアさん警官! そして何故かリュウセイを逮捕! 交番の留置場にぶち込まれると、何とそこにもフィールドが!
勝治やケンの助けで何とか脱出したリュウセイ。そこに現われたロイドさんによれば、この町は若者全てが都会に出て行き、老人だけの町になっていたのだ。最初はゲートボールに興じていたのだが、ここ最近はボーグバトルが大ブームに。そこに降って沸いたリュウセイ来訪の報せで色めきたっていたのだ! しかも道路は全てバリケード封鎖。最早逃げるのはあそこしかないと、ロイドさんは海に浮かぶ島を指さした! 勝治の機転で漁港でマシンのメンテナンスに精を出すジイさんたちの気を逸らして漁船をジャック! ロイドさんの操舵で海へ向うが、何とそこには老けた海女さんたちが! 何とこの町のボーグ全てがここで養殖されたものだった! 何とか島に辿り着いたものの、そこにもフィールドが! 海女さんや漁師のジイさんたちも追いつき、遂にリュウセイもバトルを決意する。バトルロワイヤルボーグの開始だ! ‘チャージ3回! フリーエントリー! ノーオプションバトル!’‘チャージ3回! フリーエントリー! ノーオプションバトル!’‘ジイさんバアさんの暇潰しの養殖マシンに負ける訳にはいかないッ!’‘リュウセイ君! 老人パワーを甘く見てはいけない!’‘私たちには豊富な人生経験があるのよ!’‘その豊富な人生経験とやらを見せて貰おうじゃないかッ!’‘いいでしょう!’‘加齢臭は人生の香りィ!’ お年寄り特有の匂いが漂い、リュウセイたちのマシンの動きが鈍くなった! ‘こんな人生経験も有るのよ! 入れ歯飛ばして楽しい人生!’ 今度は入れ歯がトムキャットたちを襲う! ‘フラフラ〜っと、人生は二度無い三度あるぅ、フラフラァ〜’ お年寄りのマシンに囲まれ、絶体絶命! ‘勝治! 何とかならないのか!?’‘そうだ! 僕たちが大きくなっても国民年金払いませんよ!’ この言葉に思わずうろたえ、ショボーンとなるお年寄り一同! 勝治、極悪!! ここぞとばかりにレッドアウトゴールデンマキシマムバーニング! チャイナクックマーベラス小籠包! デンジャラスサンダーアルティメット! リュウセイたち、完勝! だが、お年寄りたちは爽やかに微笑む。‘良いバトルじゃった!’‘俺って何てケツの穴の小さな人間なんだぁ…’‘天野河リュウセイがッ、また一つ大きく成長しまァした! いわァゆる、亀の甲より年の功、ってヤツですねッ!’ 綺麗な夕陽が沈んでEND。
予選と全国大会の間の一服の清涼剤の様な爽やか(どこが!?)エピソード。脚本/浦沢義雄

*1:あれ、フィールドって言うのか。今の今まで土俵かリングだとばっかり…。