ツタンカーメンの秘宝 EPISODE1:失われた王宮

12/2レンタルリリース ニューセレクト

原題は'The Curse of King Tut's Tomb'。ホールマーク製作によるアクションアドベンチャーを二巻に分けてリリース。監督はラッセル・マルケイ!

遥か昔、少年王ツタンカーメンは邪神セトと壮絶な闘いを繰り広げ、これを封印。その結果、魔力を秘めたエメラルドの石板は四つに割れて世界へ飛び散っていった。時は流れて1922年。石板を追って世界を駆け巡る冒険家ダニー・フレモンドは三つの欠片を発見したものの、その度に秘密結社ヘルファイヤーをバックにつけたライバル、シンクレアに奪われてしまっていた。ヘルファイヤーの目的は世界制覇! その野望を未然に防ぐべく、フレモンドは最後の一つの捜索に執念を燃やす。その在り処をまだ発見されていないツタンカーメンの墓とにらんだのだが、ヘルファイヤーの圧力で資金難に陥り、発掘計画は頓挫しそうに。だが街で出逢った老人が突然古代エジプト語で喚き始めると、何とその胸に墓の場所が記された地図が浮かび上がった! 彼と同じくシンクレアによって冷や飯を食っていた美人考古学者アザリアの協力もあって、遂に墓の発掘に成功するフレモンド。だが、棺の中にあったのは…?!

ホールマーク製作の作品って、ネタは良いのに突込みが甘いせいで、いつも凡庸な出来に終わっています。まぁ本作もそれに限りなく近いんだけど、監督が映像派として一時名を馳せたマルケイだけに要所要所の構図がカッコ良く撮られていて、今までの作品よりはワクワク度がかなりアップ!

主役のキャスパー・ヴァン・ディーンは可もなく不可もなくといった所ですが、ヒロインを演じるチリ人女優レオノア・ヴァレラ(「ブレイド2」「イノセント・ボイス」）は綺麗だし雰囲気もあるしでかなり良かった。ちなみに秘密結社のドン役はマルコム・マクダウェルでした。

今回のEPISODE1は「インディ・ジョーンズ」タイプの冒険アドベンチャーでしたが、12月末にリリースされるEPISODE2は封印されていた魔物たちが大暴れ! そしてそれを向かい討つのは…というファンタジーアクションの要素が強くなりそうです。

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