ミナミの帝王 ヤング編 金貸し 萬田銀次郎
7/28レンタルリリース JSDSS
あの「ミナミの帝王」シリーズのエピソード1的作品が登場。いかにして‘ミナミの鬼’は誕生したのか?! 監督は原作者の郷力也!
萬田銀次郎少年は模擬テストで大阪一の成績を取る程の秀才だったが、ある日建設会社を営む父が阿久津という男に騙されて巨額の借金を抱え込み自殺してしまう。それから数年後、父の死のショックで精神を病んだ母の入院費を稼ぐ為、銀次郎はバッタ屋や当たり屋で日銭を稼いでいた。しかし、ミスをして本当に車に轢かれてしまい、母に当たり屋をしていた事がバレてしまう。自分に責任を感じて母も自殺。自暴自棄になり、ヤクザに痛めつけられる銀次郎。そんな彼を拾ったのは難波の街の通称‘長老’だった…。
ここまでがイントロダクションで、長老以下七人の師匠から六法全書から喧嘩*1まで五年間みっちりと仕込まれ、両親の仇敵である阿久津への復讐を果たし、金貸しになるのを決意するまでを描きます。
本編シリーズの方は、最近ではすっかりマンネリ気味。しかし時代劇みたくパターン通りにテンポ良く進む面白さと何といっても竹内力の魅力で見せてしまう、軽く見るには最適の作品だと思います。それに比べて本作は、監督が原作者の郷力也*2という事もあって、痛快さよりも銀次郎というキャラを描く事に注力していていつもと少しリズム感が違います。これは「ミナミの帝王」シリーズが本当に好きな人には堪らないとは思いますが、シリーズを支えてきた人たちにはどうなのか、ちょっと心配。
主演のERIKUは「炎と氷」でも竹内力の若き日の姿を演じてた様に、面構えも結構似ていて合格点。長老/夏木陽介、阿久津/野村将希、その娘で銀次郎の初恋の人(?)/いとうあいこ、両親/石橋保&越智静香とキャストも流石に充実。そしてラストにはシリーズレギュラーのあの二人も登場! しかし『欲望の街』が流れない*3と「ミナミの帝王」を見終わった気になれない!!
※と言う訳で、これオマケ(w- 出版社/メーカー: ジーダス
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