ザ・シェル 第三次大戦


Carbon Copy Trailer from Andrew Bellware on Vimeo.

原題は'Carbon Copy'。「ロボット・コップ レボリューション」以来となる、電波系監督アンドリュー・ベルウェアが「ゴースト・イン・ザ・シェル」実写化に触発されて作ったと思われる近未来SFアクションなんですが、IMDbからハブられてる! キャストは全く知らない人ばかりです。

度重なるロボットたちの反乱に、滅亡の危機を迎えた人類。残されたのはニューヨークとホーチミンのみ。その周囲には広大な砂漠が広がっていた。そんな中、ニューヨークを警備中に瀕死の重傷を負った女性兵士バーバラは、戦線に復帰する為にアンドロイドに自分の記憶を転送させたのだが…。

ベルウェア作品を見たのは「世界侵略:ニューヨーク決戦」以来だったんですが、まずCG関係はかなり進歩してました! まあコレは、ベルウェアが進歩したというより、CG技術の進歩というか、普及が進んだ事の方が大きいような(w。あと、ベルウェア作品の特徴の一つである妙に退色した画像が影を潜めてたのは残念というか、何というか。

ただし、ソコソコ可愛いヒロインが“義体”の姿になると、こちらもベルウェア作品の特徴の一つ、赤毛の女になるのでファンの方はご安心を(いるのか?)。

まあ、こんな感じで映像は、これまでの作品に比べてかなりマシになってたんですが、その他の部分は相変わらずなかな~りのグダグダ具合。

“機械の体”になったばかりのヒロインの葛藤とかを描くのかと思ったら、彼女をそっちのけで、あんた誰?という冴えないオバサンとオッサン(おそらくはアンドロイドハンターか何か。ひょっとしてブレードランナー??)の様子と全く内容の無い会話をダラダラ見せるというヒドい構成。

映像はマシと書きましたが、“ジャックイン”なんてセリフも飛び出すものの、サイバーパンク感は皆無。

オチ*1もヒドいというか、どうしてそういう〆方をしたのかすらわからないという、相も変わらずのベルウェアクオリティな作品でした。今回も「世界侵略:ニューヨーク決戦」の時と同じく、ヌードにまでなった主演女優さんは災難だったなぁ…という言葉で〆たいと思います。

以下、アンドリュー・ベルウェア作品。
mash1966.hatenadiary.com
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*1:ここで唐突にモロに“攻殻機動隊”っぽくなるのも大概…。