ターゲット・ダウン

ターゲット・ダウン ミッション1:許されざるテロリスト [DVD]

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ターゲット・ダウン ミッション2:スキンヘッドの天才女ハッカー [DVD]

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原題は'Две легенды'(英題'Two Legends')。元々はミニシリーズとして製作されたモノを日本では二巻に分けてリリースする、ロシア製のエージェント系アクションです。主演は「バレット&チェイス」に出ていたアンナ・ポポーヴァ。他のキャストや監督は知らない人たちですが、脚本を「ミッション・イン・モスクワ」「アルマゲドン・コード」「JIGSAW ザ・リアリティショー」のデニス・カリシェフが担当しています。

それぞれ違うミッションでドイツはハンブルクの屋敷に潜入した、ロシア連邦保安庁の捜査官、アンナとマキシム。互いの素性を知らぬまま現場で鉢合わせした二人は戦い始めてしまう…。

こんな始まり方なんですが、その辺の件がまあ拙い。説明不足もいいトコで、二人が知った仲なのか、誰を追ってるのか、一緒に追ってるのか違うのか、全くわからないまま時間が過ぎていく。

特に、主役二人の裏の顔が教師という設定*1なんだけど、最初はてっきり同じ学校で…と思ったら、男は落第生ばかりの底辺校、女はエリート女学院と違う学校で、おそらくキャラの差別化を目論んだんでしょうが、逆にわかりずらくなってしまってる。

更に、頭をこんがらがらせるのが、久々に見た*2外国語にロシア語の吹替を被せるヤツ! まだやってたのか!!

まあ、一巻目のちょうど真ん中で互いの正体を知り、お偉いさんから“二人でチームを組め!”と命令されてからは、時にぶつかり合いながらも何時しか…な典型的男女バディアクションの流れになって、わかりやすかったです(w。

主演二人の見た目は良いし、銃撃戦あり、格闘戦あり、ボートチェイスシーンなんかもあり。二巻目の悪役にはスキンヘッドの女ハッカーみたいなのも登場するし、テンポも良いから結構楽しめる。

こんな感じで、一番肝心な掴みがなあ…という残念な作品でした。

*1:結局、全く活かされてなくて逆にビックリ。

*2:自分が見たのは「バトル・フォレスト」以来かな?