RPG リアル・プレイング・ゲーム

原題も'Real Playing Game'。ルトガー・ハウアーが出演しているポルトガル製の近未来SFスリラーです。「スパイダー・キングダム」のシアン・バリーが主演。スタッフはよく知らない人たち。

脳内情報を他人の体に移植する技術を開発したRPG社。それを使って若い体を得ようと、十人の年老いたセレブが集まる。だが、入金を済ませ、入れ替わる若い体を決めた途端、会社からゲームへの参加を強制されて…。

ゲームはお約束の殺人ゲーム! 人気の無い廃墟で目覚めた若い体を得た十人。一時間に一人殺す、ただし殺せるのは相手の正体が判った者だけ、“答え合わせ”を間違えると殺した方も死ぬ…というルールで進行していきます。

まあ、こんな新鮮さの無いお話で、しかも前述のルールを上手く使えてなくて、正体の探り合いも殺し合いもまるで緊張感が無く、えっ?コイツが!?的な驚きが感じられないという。テンポも悪かったなあ。

あと、メカ関係が、今時珍しいCG丸わかりの真っ白でツルツルピカピカ状態のヤツで近未来感を出そうとしてるのにもビックリしました。

良いトコを挙げると、殺し合う男女のルックスが結構良かったです。若い体を得た事で、殺し合うよりまずイイことをしようとするのも納得出来る感じでした。ただ、ここも上手く(エロく)撮れてなかったですけど。