インターナル・アフェア
原題は'Badge of Honor'。邦題から察しがつく方もおいででしょう。警察の内部調査を題材にしたクライムサスペンスです。主演はミーナ・スヴァーリで、マーティン・シーン、ジェシー・ブラッドフォード、ロックリン・マンロー、ナターシャ・ヘンストリッジ、ヘイリー・ダフに、パトリック・マルドゥーンという結構充実のキャスト。監督・脚本は「レイジング・コップス」の脚本家、アグスティンです。
麻薬組織を追っていた刑事二人が、捜査中に誤って無実のヒスパニック少年を射殺してしまう。二人は口裏を合わせて正当防衛を主張するが、内部調査が開始される。そしてその担当になったのは、別の署で過剰暴力を振るう同僚を逮捕して以来、署内から浮いていたところをスカウトされた女性警官ジェシカだった。
何というかですね。基本的に真面目なテイストの作品でした。ただ、真面目、シリアスなトーンで見せてるつもりが、単に暗くなっちゃったという…。監督もその辺はわかってたのか、ベッドシーンを多めに挿入させてたりするんですけど、それでも全然ムードは挽回出来ず。
コレは、捜査対象になる刑事コンビ(特にロックリン・マンロー)がダメダメ過ぎるのを筆頭に、出て来るキャラ全員が魅力的に見せられてないからだと思います。署長役のマーティン・シーンですら、単なる頭の古いおじいちゃんにしか見えないんだもんなあ。
ネタ的に米本国ではかなりタイムリーなはずなんですけどね。勿体無い事をした作品だと思います。
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