エネミー・ライン4 ネイビーシールズ最前線


※予告編

原題は'Seal Team Eight: Behind Enemy Lines'。敵地に取り残された米兵の孤軍奮闘を描く戦闘アクション「エネミー・ライン」シリーズの新作が久々に登場。しかも今回の主役は鬼軍曹俳優トム・サイズモアトム・ハーディ主演作「ミノタウロス」のレックス・シュラプネルが共演です。監督はロエル・レイネ、脚本がブレンダン・カウルズ&シェーン・クーンという、「スコーピオン・キング3」「トゥームストーン/ザ・リベンジ」のチームによる作品。前作の感想はこちら

コンゴのアルカイダ系武装集団がCIAの女スパイを誘拐。ケース率いるネイビーシールズに彼女の奪還指令が下る。民間ヘリを使って現地の武装集団の訓練キャンプに向かった兵士たちだったが…。

まず、十年前ならいざ知らず、今のサイズモアが最前線で戦えるのかよ?!と思ったら、案の定ヌクヌクと本部から指示を送る司令官役でした。まぁ、そりゃそうか。

で、女スパイの奪還に成功した特殊部隊。しかし、彼女から武装集団がウランの採掘と闇取引をおこなっているとの情報を得、本部は非情にもそのまま取引現場を抑えろとの指令を…という展開です。

そんなシリアスなお話、のはずなんですが、そこはロエル・レイネの過去作同様、映像も内容も、軽快というか、かなり軽いノリで進んでいきます。そんな軽いノリで戦うから主人公たちはバッタバッタ…みたいな。

まぁ、大爆発はあるし、意外なグロ描写もあったり、何故か女スパイ等のヌードシーンも多めだったりと、内容に目くじらを立てなければ暇潰しにはなるかな。

あと、最近の戦闘アクションには必ず出てくる無人機を、単なる偵察機扱いではなく、結構ちゃんと使ってるトコはちょっと良かったかも。

エネミー・ライン (Blu-ray Disc)

エネミー・ライン (Blu-ray Disc)

ザ・デリバリー [DVD]

ザ・デリバリー [DVD]

女スパイ役はロエル・レイネがオランダ時代に撮った初長編作「ザ・デリバリー」に出ていたアウレリー・メリエルでした。