新エクソシスト 悪霊祓い

原題は'Way of the Wicked'。クリスチャン・スレーターヴィニー・ジョーンズが出演しているカナダ製のオカルトスリラーです。共演は「ザ・スフィンクス 秘密の扉」のエミリー・テナント。監督は「ヘル・ブレイカーズ」のケヴィン・キャラウェイです。

五年前、奇妙な力でいじめっ子を窒息死させたと噂され、母親と共に消えた少年ロビーが帰って来る。早速、幼馴染のヘザーにちょっかいを出していた同級生とトラブルを起こしたロビー。そして、その“力”が再び悲劇を…。

こんな感じで、丸っきりのオカルトものというより、超能力か悪魔の力か?という、男子版「キャリー」みたいなお話でした。今年の作品なので、一応は「クロニクル」も意識してる、気もします。

で、事件を不審に思ったヒロインの父親兼刑事のジョーンズが、五年前に少年と会い、悪魔憑きではないかと感じたスレーター神父を呼び寄せて…という展開に、なるんですが…。

何というか、そこに至るまでが、テンポは悪いしスピード感も無いから、色んな事が始まってるのに、ちっともお話が進んでる気がしない。おかげで、退屈な田舎町のムードは充満してましたけど(w。

そして、スレーター神父が登場してからも、結局テンポアップはしてくれず…という凡作でした。ストーリー的にはどんでん返しがあったりはしますが、その見せ方も上手くなかったなぁ。