レッド・リベンジ

原題は'Beyond Justice'。ヴィニー・ジョーンズミーシャ・バートン、ルーク・ゴス、ダニー・トレホが出演しているクライムサスペンスなんですが、監督・主演のティモシー・ウッドワード・Jr.は聞いた事が無い人。

どんな犯罪者も無罪にしてしまう若き悪徳弁護士ジャクソン。だが、目の前で被害者の父親が拳銃自殺した事で落ち込んでしまう。そんな時、偶然知り合った女性から殺人で起訴された弟を担当して欲しいとの依頼が。一方で、とある宝石商からも依頼が来るのだが、何と彼は先の殺人事件の被害者家族で…。

見る前から何となく悪い予感がしてたんですが、案の定、小金持ちなのかよくわかんない無名のアンちゃんが、自分の才能の無さもかえりみず、そこそこの役者をかき集めて作った作品でした。

オープニングのバイクアクションは意外に迫力があって、この段階では予感は外れたのかとぬか喜びしたものの、その後の展開がまぁヒドい。

まず、やり手弁護士を演じてるんだから、ネクタイくらいちゃんと締めろよ!という。そんなトコからツッコミたくなるダメさ加減。セリフ回しもキレが悪くて迫力無いし。

お話は、宝石商(ジョーンズ)は実は国際的な人身売買組織で〜という、これまた無駄にスケールのデカい設定。で、組織幹部のトレホおじさんがマチェーテ片手に睨んだり、探偵役のルーク・ゴスが仕事したり、検事役のバートンが喋ったりすると、それらしい感じになるものの、主役のアンちゃんが登場した途端、元の何コレ…な雰囲気になってしまうという凡作でした。