アースレイジ 合衆国最期の日
原題は'500 MPH Storm'。The Asylum社製作のディザスターパニックです。主演はキャスパー・ヴァン・ディーンで、共演がマイケル・ビーチに「ボルテックス 巨大生物総進撃」のサラ・リーヴィング。監督はドキュメンタリー畑の人みたい。
メキシコ湾上に浮かぶ巨大装置で新エネルギーの大規模な実験がスタートする。だがその影響で、超巨大サイクロンが発生し、米本土を直撃してしまうのだった。装置はコントロールを失い、災害は拡大していくばかり。そこで、かつてこのプロジェクトのリーダーだったネイサンに助けを求めたのだが…。
この手の作品のパターンどおりに、スタッフの技量では手に負えないくらいの人知の及ばないレベルの大規模災害が発生。ただ、本作の場合、災害発生の原因となった装置を使えば何とかなりそうな感じを最初から匂わせてるので、上手い事着地出来るかと思ったんですが…。
前半戦は主人公が妻子を連れて嵐から逃げてばかりだから連絡が取れないという、時間の先延ばしがミエミエな展開。要するに話は何にも進まないという。
そもそも、大元の新エネルギー装置の設定から主人公がクライマックスで取る行動まで、一つも具体性が無いというのもヒドい話。
親子の絆がどうこう的なドラマすら無い、ホントに嵐がビュービュー暴れるだけの凡作。いくらアサイラム作品とは言え、もうちょっとはどうにかなったんじゃないかと思われる作品でした。
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