デッド・ドロップ - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

原題も'Dead Drop'。ルーク・ゴス主演のクライムアクションです。共演はネスター・カーボネル。監督は「バレット・ライン」のR・エリス・フレイザーです。

九死に一生を得たCIAの工作員マイケルは、上司が止めるのも聞かず、潜入していたメキシコの組織に再び向かう。しかし、彼の復活に怒ったボスは、マイケルの恋人を拉致して…。

まず、映像がかなりキマってる作品でした。ロケ地メキシコの海、空撮シーンは綺麗だし、アクションシーンも迫力あり。すぐに意味不明のスローを多用するのは玉にキズですが。

逆にお話の方はほとんど具体性が無くて面白味に欠ける。まず、主人公が死にかけた理由を先送りにしたせいで、何でボスが怒ってるのか、というかコイツはボスなのかすら途中までよくわからない。おかげで、中盤までは熱くなったルーク・ゴスが危なげな場所に行っては暴れて吠えて…の繰り返し…。

雰囲気はハードボイルドの匂いがして良かったんですけどね。