ライジング・ロード 男たちの戦記
原題は'Tayna Chingis Khaana'(英題'By the Will of Chingis Khan')。米・ロ・モンゴル合作によるチンギス・ハーンの伝記映画です。スタッフもキャストのほとんども全く知らない人たちですが、格闘家兼俳優のオレッグ・タクタロフ、そしてケイリー=ヒロユキ・タガワが出演してます。
お話は、もちろんチンギス・ハーンの生まれてからの半生をストレートに描いたもの。
そのテイストは、良く言えば素朴で牧歌的、かつてフランス映画社配給作品のようなノリ。ぶっちゃければ淡々とし過ぎて垢抜けない感じでした。
というか、役者の演技も、演出、特にアクションのタイミングや編集等を見ると、ひょっとして素人?と感じてしまうくらい。
おかげでお話的な楽しさは余り感じられませんでした。要所で登場するロシア正教の宣教師をもっと上手く絡めてれば…。いや、スタッフはそれを狙ってたと思われるんですが、そこら辺もあまり上手く行ってなかった。
興味深かったのは、誰がロングで撮っても様になりそうな大草原とそれを走り回るお馬さんといった絵。あと、オルドのシーンもそれなりにちゃんと見せてたのは良かったかな。
あと、気になったのが、幼少期はチビッコ朝青龍、成長するとワイルドイケメンにチンギス・ハーンがなるのは良いとして、その中間の少年期を演じてる子が妙にヒョロヒョロっとしていて、とても歴史上屈指の英雄には見えない点。あれは一体何だったんだろうか?
- 出版社/メーカー: ファインフィルムズ
- 発売日: 2013/12/03
- メディア: DVD
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