エルフ物語ゴス・アズールの化身 - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

原題は'SAGA - Curse of the Shadow'。「アルティメット・エネミー」「オゾンビ」のジョン・ライド監督によるファンタジーアクションです。主演は「オゾンビ」に出ていたダニエル・チャクランと「ドラゴン・スレイヤー伝説の勇者パラディン」のリチャード・マクウィリアムズ。製作・脚本は「キングダム・ウォーズ魔界からの侵略者」では原案だった人たち。

異種族間の戦いが終わろうとしていた時、シャドウと呼ばれる闇の一団が台頭し始めた異世界。シャドウが悪神ゴス・アズールの復活を企んでいるという預言者からのお告げを授かった騎士カイタスは、囚われの身だったエルフの女賞金稼ぎネミットを仲間に引き入れ、戦いに向かう！

こんな感じで、世界観もお話も『指輪物語』からのイタダキ丸出しのベタなヤツ。

で、予告編を見ていただければ判るとおり、この規模の作品としてはかなり映像面で頑張ってる作品でした。騎士の鎧やグールやドワーフの特殊メイク、そして何より、時折Web上で見かける完成度の高い外人美女のコスプレ画像が動き出したかのようなダニエル・チャクランによるエルフ姿がキマってる！

しかし、この監督の過去作同様に、設定自体はかなり良いのに、その語り口、進め方がまるでダメ。導入はヘタクソだし、会話が始まると退屈で仕方がない。アクションシーンだと結構見られるのになぁ。

BGVとして見るならイイけど、真面目に話を追おうとすると…な凡作でした。