キャビン・フィーバー ペイシェント・ゼロ

原題も'Cabin Fever: Patient Zero'。ウイルスパニックホラーのシリーズ第三弾です。出演はショーン・アスティンに、「ヴァニッシング」のカリー・グレアム、「リアル・スピード」のブランド・イートン、「ワイルドシングス4」のジリアン・マーレイ、そしてあのパトリシア・ハーストの娘にしてスーパーモデルのリディア・ハースト。監督は「パニック・スカイ」のカーレ・アンドリュースで、脚本を「アミューズメント」のジェイク・ウェイド・ウォールが手掛けています。前作の感想はこちら

あの殺人ウイルスの最初の発生場所にいながら、唯一生き残ったポーターという男が、ある研究施設に運び込まれて来る。一方、バチェラーパーティ代わりにドミニカ沖へクルーズに出たマーカス一行は孤島へ上陸。だが、ダイビングすると海には魚の死骸が! そして潜った者たちもウイルスに感染してしまう。マーカスたちは島の奥にある施設へ助けを呼びに向かうが…。

当然、バカ者たちが向かった先はウイルスの研究施設! しかも、ショーン・アスティン演じる“ペイシェント・ゼロ”が暴れたせいで、既に施設内でもウイルスが蔓延していて…という展開です。

で、いきなりですが、シナリオがマズかったなぁ。だって、施設内の様子とバカ者たちの騒ぎを並行して見せてく構成なモンだから、バカ者たちが助けを呼びに行ってもどうなるか誰でも予想がついちゃう、みたいな感じなので、両者が合流する終盤までずーっとネタバレされながら見ている気分に。

一方、演出の方はスリラーとしてもホラーとしても的確だったと思います。ただ、ちゃんとし過ぎてる分、「キャビン・フィーバー」らしいイケイケドンドンなグチョグチョ具合はちょい薄めになっちゃってました。

他の見どころはおネエちゃんたちが綺麗&セクシーなトコかな。感染してグチョグチョメイクになった美女二人が、生き残る為に女闘美っちゃうシーンはまるで「サンダ対ガイラ」のよう。ここが一番盛り上がるところかも知れません。

本作のカーレ・アンドリュース、更に二作目のタイ・ウエストが参加しているホラーオムニバス。タイ・ウエストはコレにも参加。