クローズド・サーキット 殺人ライブビューイング
原題は'Closed Circuit Extreme'。連続レイプ殺人犯の犯行の模様を捕えた(というテイの)イタリア製のモキュメンタリースリラーです。ただしセリフのほとんどは英語。主演は「宇宙人王さんとの遭遇」のフランチェスカ・クティカで、監督は知らない人です。
ある女性の失踪事件が発生。友人の男女二人が、ある中年男にたどり着き、彼の自宅に忍び込んで監視カメラを設置するが…。
映像は、こうして撮影され、事件発覚後に警察に提出された中年男の姿、というもの。前半は、本当にサエない中年男が、居もしない子供のためのベビーシッターを募集し、それに釣られてやって来た様々な女性たち(デリヘル嬢含む)とダラダラ喋る様子が続くだけ…。
まぁその辺は、この手の作品にありがちなので我慢出来ます。しかし、数台仕掛けられた監視カメラの映像が切り替わったりノイズが走る毎に、耳障りなガッ!というSEが入るのにはかなり辟易。そしてそのノイズも、デジタルなブロックノイズはともかく、昔のビデオテープみたいなアナログ系のヤツまで入ってくるから…。更に、証拠品というテイなのに、雑なキャプションまで入れられてたりするから、もうこの段階で本作を作った監督にセンスが無いのがわかっちゃって、その後の話を見る意欲がかなり減退…。
一応、さすがに後半事件が発生してからは、多少は興味を引く展開にはなります。しかし、ただ犯行の様子をダラ〜っと撮ってるだけで、エログロ両面で肝心なところが映ってなかったりと、いくらモキュメンタリーとはいえ、娯楽作品として魅せる部分がほとんど無いのはどうなのかなぁ。
こんな感じで、かな〜り退屈な作品でした。
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