超時空戦記 レヴェレーター


6/5レンタルリリース ミッドシップ


Scavengers HiDef

原題は'Scavengers'。普段はVFXや美術関係の仕事をしているらしいトラヴィス・ザルーニーという人が作った宇宙SF映画です。主演は「セクター5 第5地区」のローク・クリッチロウで、ショーン・パトリック・フラナリーやジェレミー・ロンドンが出演してます。

ウェイク率いる宇宙の残骸を漁る“掃除屋”スカベンジャーズが謎の機械を回収する。だがその機械“カオス・ジェネレーター”は、ウェイクと因縁のあるジェケルが長年探し求めていたもので…。

“カオス・ジェネレーター”とは全宇宙の英知を結集したスーパーマシン!! そんな典型的なマクガフィンを巡って二つの船が宇宙を舞台に戦うお話。邦題は壮大な宇宙戦争モノみたいですが、そんなスケール感は無し。

予告編を見ていただければ判るとおり、よく知らない人たちが作った割りには、宇宙空間や宇宙船のCGデザインやその動かし方、あるいは良い按配に薄汚れた船内やコントロールパネルの出来等、映像面はかなり頑張っていました。よく見ればCGは粗も目立つし、美術からは手作り感も感じるんですが、センス自体は悪くない。

そして、メインどころのオッサン俳優以外のキャスト、特に女優さんたちが、これまたよく知らない人たちの割りには皆ルックスレベルが高目。ジャケの真ん中に写ってるコはヌードも披露してくる! 演技も自然で悪くなかったです。

と、まずはイイところを挙げてみましたが、全体の出来はというと…。何がダメって、このお話の基本設定が全くわかんないって事! この宇宙空間がどこで、どのレベルのSF世界で、出てくるコイツらが何者なのか、さっぱりわからないまま話が始まり、進んでいく。

それでも、お話が面白ければ“ベタな設定なんだろう”くらいで気にならなかったのかも知れませんが、こっちも全然面白くなくて…。演出にメリハリが無くて、日常描写がダラダラ続いてると思ったら、いつの間にか事件が起こってる、みたいな事の連続。この人たち、血塗れになってるけど、いつの間に…みたいな。

構想を練り過ぎて、監督の頭の中では出来上がっちゃった話なんだろうなぁ、という察しはつきますが、やはり映画なのでちゃんと見せてくれないと観客はわかんないよ!という、低予算映画にありがちな凡作でした。いっそ“電波系”と言えるくらい、ブッ飛んだ話の方がネタになって良かったかも。

超時空戦記 レヴェレーター [DVD]

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