END アナザーファイナル - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

原題は'Muerte Ciega'(英題'Zombie Dawn')。チリ製のゾンビスリラーです。監督の二人組は映画学校の生徒だそうで、キャストと共に全然知らない人たち。

ある日、郊外の鉱山で謎のウイルスが蔓延。感染した者は凶暴化し、人を襲い始める。それから十五年、鉱山会社からの依頼を受けて、傭兵部隊が科学者と共に閉鎖されていた鉱山地区へ足を踏み入れたのだが…。

鉱山には何故か未感染の老婆と孫娘が？更に、どこからともなく激しい攻撃を受ける傭兵たち。一体、この地には何が…？！みたいなお話です。

鉱山で“ゾンビ”たちが大暴れする様子を見せるオープニングこそ激しいものの、本編が始まると、チリの荒れ野を兵隊さんたちがダベりながらテクテク歩く時間がダラ〜っと続き、ちょっとのどかささえ感じるトーン。しかし、その舞台になってる荒れ野が本当に何にも無くて、逆に荒んだムードを感じさせて悪くない。

ただ、その後の展開がちょっと…。やりたい事は何となく伝わるけれども、余りにも見せなさ過ぎなせいで、これホントは細かいトコまで考えて作ってないんじゃ…と感じてしまう。兵隊さんたちが怒鳴り散らすだけの場面が多いのもちょっとなぁ。

グロ描写の方もCGを多用しているので、派手ではあるけど、あまり痛さは感じられない。

とは言え、学生さんが作った自主映画と思えば健闘はしてるんですよね。それが最初からわかっていれば、南米らしさは感じられる点も含めてギリギリ許せる、かな？

※全く関係無い同じメーカーによる独製ゾンビ映画「END エンド」の感想はこちら
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