エアボーン・ソルジャーズ


Saints and Soldiers: Airborne Creed Trailer HD

'Saints and Soldiers: Airborne Creed'という原題から察する人もいらっしゃるでしょう、監督/ライアン・リトル&主演/コービン・オールレッドのコンビによる、「極寒激戦地アルデンヌ」の続編的作品と思われる第二次世界大戦映画です。

1944年8月。ドイツ軍が占領するフランスに降下した米軍第517空挺部隊。だが、敵からの攻撃を受け、三人の兵士が隊からはぐれてしまう。敵の目を掻い潜りながら、仲間たちの下へ向かう三人だったが…。

これは非常に真面目に作られた作品でした。ナチスはドイツ語で喋るし、途中知り合うレジスタンス美少女はちゃんとフランス語を話すみたいに。銃火器等の考証がどこまで正しいかはわかりませんが、軍服云々から広がるエピソードがあったりするからちゃんとしてるのかな?

その代わり、戦車や戦闘機は出てくるものの、戦闘シーン自体は十数人同士の小競り合い程度でかなり地味。ま、こちらもフザけて撮ってるワケではないので、そこまで気にはならない。

簡単に言えば、お金の掛かってない、戦闘シーンが少なめな「バンド・オブ・ブラザース」って感じの作品でした。だから、決死のサバイバル戦!というより、ドイツ兵も人間なんだ!みたいな描写やら、各兵士の母国での姿が挿入されたりと、アクション映画というよりヒューマニズム溢れる系で、基本的には凡作かな。ムードも淡々としていて、お話的にもの凄く盛り上がるトコも無いし。ただ、ホントに真面目には作ってるんで、ダラっと見る分にはイイんじゃないでしょうか。

極寒激戦地アルデンヌ~西部戦線1944~ [DVD]

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