日本犯罪史偽造の快楽 - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

1/25レンタルリリースオールインエンタテインメント

オールインが放つ実録犯罪サスペンスシリーズ第一弾。主演の中野裕斗以下、キャストはいつも脇に回ってる皆さんばかりですが、その中に何故かSOD大賞2012受賞女優の紗倉まなが！

昭和三十年代に発生し、迷宮入りしてしまった、いわゆる“チ-37号事件”で使われた偽札が、再び出回り始める。担当の小林刑事は、鬼のような執念で真相解明に挑むが…。

これは非常に真面目に作られた作品でした。作りは、現代(一応昭和六十年という設定)の刑事パートと、昭和三十六年の犯人パートを交差させながら描いていくという構成で、戦中戦後の様々な陰謀や各登場人物の心情なども織り込みながら描いていくという、オールインVシネマにしては和製サスペンスの常道を守ったお話。

もちろん、描き込み不足なところは多々あるんだけど、最後までちゃんと見られる出来にはなっていました。

ただ、今人気絶頂の紗倉まなの使い方としてはどうなのかなぁ？という気も。偽造犯の情婦役で、いかにも昭和な痛んだ畳が意外にも似合ってたんですが、彼女本来の可愛さは余り活かせてなかったかな。あと、彼女メインのパート(もちろん濡れ場)になると、急にAVチックになるのもどうかと思いました。