タイムマシン2013 - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

タイムマシン2013 [DVD]

出版社/メーカー: アメイジング D.C.
発売日: 2013/01/09
メディア: DVD
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原題は'Morlocks'。何このパチモンくさい邦題、と思ったら、原題からもわかるとおり、一応はウェルズの『タイム・マシン』をベースにしたSFアクションです。主演はデヴィッド・ヒューレット、ロバート・ピカード。そして「ゾンビハーレム」のクリスティーナ・コール。監督は「VOLCANO 2012」のマット・コッドです。

理論を発見した科学者ジェームズがプロジェクトを外れた後も軍が極秘裏に研究、開発を続行していた時間旅行装置が完成する。だが、それによって生まれた次元の裂け目が拡大。未来世界から謎のモンスターが現代まで進入する危機を迎えていた。故障したと思われる未来へ送り込まれた装置を修理するためにジェームズが呼び出され、特殊部隊と共に未来へと向かうが…。

“タイムマシン”は「スターゲイト」以降定番になってるゲート状のヤツ。注目のモーロックは猿人じゃなくて、手足が異常発達し、無毛なせいでトカゲみたいな外見に。コイツら絡みのシーンは、ちょっとビックリするくらいにグロい血飛沫がバンバン飛び散る映像でした。

まぁその辺は良いんですが、前述の冒頭部分。書き出すと単純な設定なんだけど、その見せ方が非常におそまつで説明下手。いざ未来世界へ行ってからも、一つのネタが解決しないうちから別のネタを放り込むもんだから、一体何が最優先事項で本筋なのか判らなくなってしまう。しかもそのネタ全てが広がっていかないし、繋がっていかない。

もちろん最優先事項はタイムマシンの装置の発見と修理のはずが、このシーンが驚くくらいにあっさり終了。修理なんて専門家が行かなくても良かったんじゃないかと思えてしまう。

こんな感じで、最初から最後まで、色んな事は起こるんだけど、どこに焦点を当てて見ればいいのかわからないから盛り上がり切れないという、この監督の過去作同様の凡作でした。