アメリカン・プリズン

12/22レンタルリリース ファインフィルムズ

原題は'Once Fallen'。エド・ハリス出演のクライムアクションです。主演は「勇者たちの戦場」のブライアン・プレスリーに、「パーソン・オブ・インタレスト」のタラジ・P・ヘンソン。更にエイミー・マディガン(製作も)、ピーター・ウェラー、シャロン・グレスといったベテランどころに加えて、アリソン・イーストウッドまで登場。監督・脚本は「エルム街の悪夢」等に出演してるジェイソン・アダムスという役者がメインと思われる人です。

刑務所内での喧嘩マッチで最強を誇ったチャンスが出所。早速、彼女の下を訪れたチャンスだったが、いきなり幼い息子を押し付けられて出ていかれる始末。一方、チャンスの父親リアムは、二十年前に殺人を犯して服役、今では囚人たちを統率するボスに登りつめていて…。

ジャケと邦題から当然刑務所内で話が進む映画かと思ったら、実際は出所した息子の話がメインの作品でした。しかも、アクションシーンは確かにあるものの、基本細かな会話中心の長めのシチュエーション(アドリブ多め？)を繋げていった、ドラマ色の濃いインディーズ映画といった方が正しい趣き。一応は、三代に渡る父と息子のドラマといったところでしょうか。

で、そういう作りなモンだから、メインどころが出てるシーンとそれ以外の落差が大き過ぎて、ちょっとヘンテコな雰囲気に。いかにも俳優監督が撮ったオナニークサさもありますし。

出来れば、もっと息子の格闘シーン、もしくはエド・ハリスが牛耳るムショ内のドラマに時間を割いて欲しかったなぁ。眼光だけで並み居るワルどもを黙らせるエド・ハリス！みたいなイイ場面があったりするだけに、勿体無かったです。

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パーソン・オブ・インタレスト<ファースト・シーズン> コンプリート・ボックス [Blu-ray]