ブラッディ・スクール - ［SAMPLE］ビデオながら見日記

原題は'Detention'。バイクアクション「トルク」のジョセフ・カーンが監督した学園ホラーコメディです。出演はジョシュ・ハッチャーソン。

プロムが近づき、沸き立つグリズリーレイク高校。だが、生徒たちが次々に惨殺される連続殺人事件が発生して…。

監督の前作があのバカ映画「トルク」なので変な映画なんだろうとは想像していましたが、それを遥かに越えた珍作でした!

とにかく、学園のプリンセスポジションのギャルが朝っぱらから喚き散らし、劇中世界で公開中のスラッシャー映画(タイトルは「シンデヘラ」!!)から飛び出した殺人鬼に殺されるまでを見せるアバンタイトルが超ハイテンション!

そして、そこから定番どおりに主要登場人物や学園の紹介が始まるんですが、これもアバンと同じくらいのハイテンポ＆高濃度ぶり。惨殺シーンも含めて、ここが重要! 的なメリハリが全然無いから、正直ストーリーや設定なんかがまるで頭に入って来ない(w。

さすがに三十分過ぎくらいからはテンポが緩む場面も出てくるものの、画面の端々で何らかの遊びが挿入されてるので落ち着かないったらありゃしない。

そんな感じなので、マトモにストーリーを追おうとしても頭がこんがらがるだけだし、特に終盤の展開はもう…。

まぁ、事前に「トルク」の監督が撮った映画だと判ってたら、映画ネタや音楽ネタ(共に1990年代モノがほとんど)が豊富に盛り込まれているし、ゲラゲラ笑ったり飽きれたりで楽しめる珍作かと思います。逆に何も知らずに見たら…。