感染島
原題は'Panic at Rock Island'。オーストラリア・ニュージーランド合作によるウイルスパニックです。先日、ユニバーサル・チャンネルで「パニックアイランド ウィルスに襲われた島」というタイトルで放映もされましたが、一応紹介。主演のグラント・バウラーは「LOST」や「アグリー・ベティ」にゲスト出演してたりする人。監督は「シティ・オン・ファイアー」のトニー・ティルスです。
シドニー港の沖に浮かぶ島で大規模なロックフェスティバルが開催。だが、港と島を結ぶ地下通路から、奇怪な風貌に変わった瀕死の男が発見される。担ぎ込まれた病院で死んだ男からは、何と凶悪な殺人ウイルスが発見される! その頃、島では観客の若者たちが嘔吐を始めていた。州の危機管理責任者であるジムは島の封鎖を州首相に進言するが…。
この監督が撮った「シティ・オン・ファイアー」同様に、TVムービーとしては上出来なくらいに上々の、しっかりと作られた作品でした。体中に蔓延し、全てを腐敗させていく殺人ウイルス。感染者の風貌はほとんどゾンビ! なんですが、ここの特殊メイクもかなり凄まじい。ホラー映画ファンじゃないと目をそむける事必至なレベル!!
ただ、この手のパニックものの定番とはいえ、保身ばかり考えてるアホな政治家、主人公の苦悩も判らず勝手な行動を取る女房、こんなモンいらん! と防護服を脱ぎ捨てる医者等々、頭を抱えたくなるキャラが続出。主人公にしたって、結局は家族が可愛いんかい! って感じだし。この辺でかなりシラけてしまいました。
まぁ、その辺を気にせずにぼんやり見るくらいなら十分なのかな? あ、作品の最初と最後にだけチョロっと出てくる主人公の末娘役の女の子がかなり可愛かったです!(w
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