ダークワールド

12/2レンタルリリース ニューセレクト

原題は'Темный мир'。ロシア製のダークファンタジーアクションです。監督は「アーマード・ソルジャー」のアントン・メゲルディチェフ。メインキャストはよく知らない人たちですが、「アーマード・ソルジャー」でヒロイン役だったエレナ・パノーヴァが出演してます。

黒魔術に傾倒し、周囲に溶け込めずにいた女子大生マリーナ。ゼミの調査旅行で、老教授や他の学生たちと共にフィンランド国境近くの森林地帯に足を踏み入れた彼女だったが、偶然入り込んでしまった地下洞窟で騎士のような装束のミイラを発見する。ところがその途端、気を失ってしまうマリーナ。学生たちは、ミイラが持っていた大きな盾に乗せて彼女を運び出し、救助を求めたものの…。

この後は、実はヒロインは太古から続く魔女一族の魂を受け継いでいた! ミイラに触れた事でその力が覚醒。世界制覇を狙い、政府中枢にまで入り込んでいた魔族と戦う!! という展開です。

ヒロイン役のおネエちゃんはかなりの美女(オッパイのサービスもアリ)。出てくる敵、老教授、森で出逢う老婆はイイ顔揃い。舞台となる霧が立ち込める深い森も雰囲気十分。お話も、まぁありがちだけど悪くない。

しかし、それらを全てぶち壊してるのが、この監督の前作「アーマード・ソルジャー」同様というか、昨今のロシア製娯楽作特有のガチャガチャうるさい演出! 特に大した事の無いシーンでもすぐにスロー、コマ落とし、回り込みを多用するから、肝心のシーンのインパクトが激減してしまってる。

VFXもパッと見は悪くないんですが、何と言うかセンスがダサい…。アクションシーンでのワイヤーワークも、ただぶら下がってるだけ、振り回してるだけに見えて迫力無し。

要するに凡作でした。ホント、ヒロインのおネエちゃんの美貌が勿体無かったなぁ。

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