生贄の館
原題は'The Hunt'(IMDbではヒットせず)。フランス製の人間狩りスリラーです。スタッフ、キャストは調べてもよく判らない人たち。
風俗嬢の恋人による情報から取材を進めるうちに、セレブたちが集う秘密の集会に潜入する事になった三流紙の記者。舞台となる郊外の屋敷で繰り広げられていたのは、何と人間狩りゲームだった!
いきなり拉致され、舌を切られ、人間狩りの獲物にされてしまうオッサンたち*1。以降も、ポルノショップやら、SM嬢やらといった刺激的な映像が次々に飛び出す作品!!
ではあるんですが、実際は自主映画に毛が生えたくらい(おそらくは仏本国でもDVDスルー作品ではないかと)の低予算な作品。それは血糊の量や美術、衣装のショボさから伝わって来て、そのせいで全体的に迫力不足、緊迫感不足になっちゃってる。
お話の方も、それこそ日本で昨今作られているVシネマスリラーと大して変わらない感じ。特に“ハンター”たちの黒装束&白仮面は、おいおいこれ毎月見てるよぉ…という気が(w。
とまあ、こんな感じの凡作なんですが、ショックシーンのタイミングやら、構図の取り方、移動撮影等々からはセンスの良さも感じられて、実は大目にも見てやりたい作品でした。大体、IMDbでもよく判んない人たちが一生懸命作った作品なワケですしね。
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*1:ジャケではおネエちゃんになってますが、獲物は全てオッサンです。だから邦題を「NAKED」にしなかったんだと思う。アルバトロスグループにも良心が残っていた!!