銃撃のレクイエム

原題は'The Ministers'。ハーヴェイ・カイテルジョン・レグイザモが主演した刑事サスペンスです。監督・脚本は「ワイルド・ブロウ」のフランク・レイエス。

ニューヨーク。娘の誕生日に何者かに射殺された刑事サンタナ。数年後、その犯人によく似た風体の二人組が強盗殺人を犯す。父の跡を継ぎ刑事になったセレステと元相棒のジョセフは犯人探しを始めて…。

うーんと。色んな意味でホットなヒスパニック系美女の女刑事の横に老刑事カイテル、そこにレグイザモが絡むという絵は中々良いなぁと思ったんですが、それを上手く活かし切れてない凡作でした。

とにかく、普通にやれば面白くなりそうなキャスティングなのに、映像派気取りでキリスト教をモチーフにした映像エフェクトの数々がうるさ過ぎ。他にも、監督が面白くしようとしたのであろうギミック(例えばレグイザモが一人二役の双子役とか)が全てノイズになってしまって、肝心な事件の行方や刑事たちの心の動きみたいなのがボヤけてしまってる。

そんな感じで、実に残念な作品でした。